もしもシチュエーションその1

新一(コナン)、平次、蘭、和葉、園子の5人で温泉に来たっていうシーンだけのもしも(あんまりあり得ない)シチュエーション。他に話が広がらなかったので、ここのみ(汗)
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「うわァッ!蘭ちゃんってホンマ綺麗な体しとるわァ!」
「ちょっとぉ、和葉ちゃんッ!恥ずかしいこと言わないでよッ」

 ホンマや、あいつ声デカいねん…

 縁に並べられた岩に背をもたれて湯に浸りながら、平次は隣で顔を赤くしている小さな男を見やった。
 男湯と女湯は高い岩に隔てられて見えないものの、すぐそばに位置しているので、ちょっと声を上げようものなら丸聞こえなのである。果たして彼女たちは、そのことに気付いているのだろうか。

「肌もスベスベやし、スタイルええし、羨ましいわ〜」
「そういう和葉ちゃんこそ!白くって細くって…この辺なんか、キュッと引き締まってるじゃなァいッ!」
 蘭の反撃に、今度はコナンが平次をチラッと見る。
「何や」
「…別に」
 この辺って、どこや…などという男達の心情をよそに、女同士の遠慮のない会話(旅行特有のテンション)は次第にエスカレートしていく。
「本当ねぇ〜蘭のナイスバディは見飽きてるけど?和葉ちゃんも、けっこういいオッパイしてるのよねぇ!」

 オイ園子、モロに言うな!

 コナンは平次の眉がピクリと反応するのを見た。

「な…っ、何言うてんねん、園子ちゃん!」
「あらァ?こういうコは意外と敏感なんだから…こうしちゃえッ!」
「そうよ、こうしちゃうわよッ!」
「ちょ、ちょぉ!やっ、やめてぇなぁ〜!くすぐっ…うひゃひゃひゃひゃッ!」

 オイオイ、そんな声出させたらマジィって。隣の色黒男が湯立っちまうだろッ!

 当の平次は、鼻まで水面に埋もれてブクブクしている。

「アタシばっかりいじめて、ズルイやん!蘭ちゃんのも触らしてぇなッ」
「きゃ!?ちょっと!そこはダメ…やッ!園子までッ!!」
「いいじゃないの!新一君には勿体ないくらいよ〜」
「ああ、せや!ここは工藤君のもんやもんなぁ〜」
「まっ、まだそんなんじゃないんだから…っ」
「え〜、ウソ!まだ手ぇ出してなかったの?あの自信過剰キザ男はッ」
 ヒドイ言われようである。
「大事に大事にされてんねやね〜」
「もうッ!変な言い方しないでよ!」

 ちょっとお前ら、ココ…ってどこ触ってんだ!?
 つーか、オレだってこんな体じゃなかったら少しぐらいは手ぇ出して…って、あー違うッ!!

「体が小っこくて残念やな、工藤」
「体が小さくねぇくせに、手ぇ出せなくて残念だな、服部」
 っていうか、この姿だからこそ蘭と一緒に風呂入らされたこともあるし、とよく分からない自慢をすると。
「オレかて和葉と風呂入ったことくらいあるわ」
「そりゃオメー、鎖で繋がれたって言ってたガキの頃の話だろ?」
「お前もガキちゃうんか!」
 と意味不明のキレ方をされた。

「園子だって、京極さんとうまくいってるみたいじゃない」
「えっ、あっ、そうねーハハッ。でも真さんって真面目っていうか、堅物っていうか、ちょっと物足りないのよねぇ…」
「まったぁ、そんな贅沢言っちゃって!」
「そうや、蘭ちゃんも園子ちゃんも、結局のところラブラブやん!羨ましいわ」
「和葉ちゃんには服部君がいるじゃない」
 ぶはッ!
 お湯でも飲んだのか、何かを吹き出す音がした。
「へっ、平次はッ!アタシのことなんか、何とも思っとらんねや!!」
「そんなことないわよォ〜ああいうのは、一旦、火がつくと怖いくらい押しが強くてグイグイ来るタイプね、きっと。もっとガンガンアピールしなさいよッ!!」
「せやから、そんなんちゃうってぇ〜!!」

「・・・・・だ、そうだ。聞いてるか?服部」
「○o。.○o。.(あのねーちゃん、余計なことを…)」


 平次はついに頭の先まで湯の中に浸かってしまった。



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あとがき。

一度ボツにしたんですけど、少し修正して何とかしました。(なってない)

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