中毒

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 男はときどき馬鹿をやる生き物だ。

 …とは、どこかで聞いた一節。
 確かに彼も『ときどき』どころか、しょっちゅう厄介なことに首を突っ込んでは人を放ったらかしにして、不安にさせてばかりだ。

 そして…


 最大の馬鹿は、その馬鹿を好きになってしまった自分なのだけど。

 幼い頃から彼しかいなかったのだから。他に選択肢はなかったのだから。他には何も、見えなかったのだから。
 しょうがないではないか。

 それに何だか。
 馬鹿なことをやらかさない、おとなしい彼は…



 ちょっと物足りないとさえ思ってしまう。


 相当、重症みたいだ。



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あとがき。

新蘭といえば新蘭だし、平和といえば平和。

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